NFTが話題になっていて、勉強している人が増えています。
NFTって、難しくてよくわからないですよね?
今回は誰でもわかるように、
図解をたくさんつけてNFTの仕組み・特徴・始め方について解説します。

・そもそもNFTって?
・NFTアートは何が良いの?
・NFTを始めるには?



NFTアートを始めたい方に向けて、
要点を絞ってお答えします。
そもそもNFTとは?


🦊NFT=Non-Fungible-Token=代替不可能トークン
代替可能・代替不可能トークンといっても意味不明ですよね。
これは、交換できる・できないを言っているだけの話です。
ややこしい文字は覚えなくていいです。
下図だけイメージしてみてください。





ここではサイン入り千円札を例にあげます。
嵐のサイン入り千円札→価値がある





まずは上の二つを見ていきます
AさんとBさんが千円札を持っているとします。
→Aさんの千円札とBさんの千円札は同じ価値を持っています。
当然、CさんやDさんの千円札とも同じ価値です。
千円札を交換しても問題ありません。
あなたの千円札は、友達の千円札と価値は同じ。
↓
千円札のように交換できるモノ
【代替可能トークン】
あなたが持つ嵐のサイン入り千円札と、
友達のサイン入り千円札があるとします。
→あなたのサイン入り千円札と友達の千円札は価値が違います。
なぜなら嵐ファンは誰もがサイン入り千円札を欲しがり、
千円以上の価値に交換できるからです。
価値が違うので入れ替えできません。
あなたの嵐のサイン入りの千円札と、
友達の千円札は価値が違う。
↓
サイン入り千円札のように交換できないモノ
【代替不可能トークン=NFT】



ざっくりイメージで大丈夫です!
NFTの概念を理解するには、交換できる・できないが鍵になります。
交換できるもの→新しい価値が生まれづらい。
交換できないもの→新しい価値が生まれやすい。※
※交換できない=すべてに価値が生まれる訳ではない。



先ほどの千円札の例を当てはめます。
交換できるもの→新しい価値が生まれづらい。
《ただの千円札には千円の価値しかない》
交換できないもの→新しい価値が生まれやすい。
《サイン入り千円札には一万円の価値があるかもしれない》
※その辺のおじさんのサインなら無価値です。



これは現物・リアルアートだからできたことです。
ここで、疑問が生まれます。
サイン入り千円札がデジタルだったら?
嵐のサイン入り千円札のデジタル版→価値がない


嵐のサイン入り千円札がデジタル版であれば、価値はありません。
なぜなら、誰でもその画像を持てるから。
ネットに一度アップロードされたら画像が出回り、誰もが持っている状態になります。
画像データは交換しても同じ
↓
嵐のサイン入り千円札の画像に価値はない
あなたが描いた絵や買ったデジタルアートに価値がないと言っているのではありません。
一般的な共通認識として、”コピーできる可能性がある”ことに焦点を当てています。



もう一つ例をあげます♪
あなたがピカソの
【リアルアート】と【デジタルアート】
を持っているとします。
友達に自慢できるのはどちらでしょうか?


ピカソのリアルアートを持っている場合…
「私はピカソの絵を持っている」と言えます。
ピカソのデジタルアートを持ってる場合…
「私はピカソの絵を持っている」とは言えません。
→なぜなら、デジタル資産はコピー・シェアできるから。
「ネットで拾ってきた画像でしょ?」と言われます。
デジタルアートは、みんながピカソの絵を持てる状態にあります。
だから「私のモノ」と言えません。
これまで:デジタル物はコピー・シェアして当たり前。
NFTが生んだ価値とは?


🦊デジタルデータの【所有感】を生む。
🦊保有しているデジタルデータを販売できる。
NFTは、デジタル作品の所有に焦点を当てています。
NFTは所有感を生む
NFTは何に役立つかというと、デジタルデータを所有している感覚が持てることです。
NFTはリアル作品と同様、「私が買ったモノ」という感覚が生まれます。
今までデジタルデータはコピー・共有が当たり前でした。
《私だけのデジタルデータ》という感覚。
リアル商品にしかなかった概念ですから、
現代ならではの全く新しい概念です。
全く新しい概念、デジタルデータの所有を販売すると、世界中で注目されました。
世界一のNFTマーケットプレイス「Opensea」では、
アクティブユーザー数も取引量も増加傾向です。




OLがヴィトンのバッグを買うことで所有欲が満たされるのに似ています。
同じように、NFTを買うことでNFTを所有する感覚が満たされます。
ただ、ヴィトンのバッグは所有権がありますが、NFTには所有権がありません。
NFTが《所有している感覚》にとどまる理由は、
NFTは所有権のような法的拘束力がないからです。
※民法上、所有権の客体となる「物」(民法206条参照)とは、「有体物」をいうとされています(民法85条)



有形物=リアルの物ではなく、
NFT=無形物=デジタルのため、
「NFTに所有権がある」という認識は誤りです。



NFTはあくまで《所有感》なんですね!
NFTは作品によっては億単位で取引されています。
単に所有している感覚を持つために億のお金が動くとは思えませんよね。
では、デジタルデータの《所有感》にこれだけ注目されているのはなぜでしょうか?



なぜ「所有している」といえるの?
NFTは取引データが記録される
NFTが注目されている理由の一つとして、取引データが記録されることが挙げられます。
カンタンに言うと、
いつ/誰から誰へ/どの作品が/いくらで/売買・レンタルした/
といった取引を記録するシステムです。
この技術によって生まれた記録への信頼が担保になっています。
取引の履歴がわかるシステムがブロックチェーンです。



NFTの勉強でつまづいた箇所です!
NFTを実現するブロックチェーンとは


🦊ブロックチェーンは端的に言うと【情報を分散して管理する技術】
🦊データのやりとりが世界中のコンピュータに同時に記録される。
🦊参加者全員で管理するシステム。
誰かが管理していることを指します。
銀行で言うと顧客データ管理は銀行が行っています。取引は銀行がデータを記録します。
(例)
オンラインゲームの運営会社がゲームデータを管理。
→運営会社がゲームデータを改ざんした場合、プレイヤーはどうすることもできない。



現行の管理では、
管理側が不正行為をしても利用者側は知ることができません。
みんなで管理していることを指します。
データが一瞬で世界中にコピー・共有されることを利用しています。取引は全世界のコンピュータに記録されます。
(例)
①AさんからBさんにアートが売れる。
②売れた情報はA〜Zさんの台帳全てに記録される。
③Cさんが、アートのデータを改ざんする。
④A〜Zさんのデータにはアートの改ざんデータは残っていない。
(Cさんの台帳にしかない)
⑤多数決により、Cさんのアートは改ざんデータとバレる。
※理論上、A〜Zさんのデータを改ざんすれば、改ざんデータが多数決で正しくなる。
→ただ、世界中のコンピュータを改ざんしなければならないため難しい。



ブロックチェーンシステムでは全員で管理するため不正はできません。
※正確には「不正をやりづらくなる」ですが細かいことは覚えなくていいです。
このブロックチェーンにより、スマートコントラクトができるようになりました。
スマートコントラクトによってNFTの取引がより簡潔に、確実に行えるようになりました。



専門用語が多いです!



小学生でもわかるように説明します!
スマートコントラクトはゴルゴ13


🦊スマートコントラクトは契約・譲渡・支払い・記録などを自動で行うプログラムのこと。
🦊役割は大きく分けて【コミットメント】と【継続性】。
🦊信頼関係は関係なく、契約を間違いなく遂行する。
スマートコントラクトの凄さは大きく分けて2つ。
【コミットメント】と【継続性】です。
コミットメントは契約を確実に遂行することです。
事前に合意したことについては自動で遂行してくれます。
一方の都合で契約がなくなることはありません。
継続性は条件に沿って送金リクエスト処理し続けます。
管理者がいなくても継続してくれる点がメリットです。



何があっても依頼を遂行する
ゴルゴ13をイメージしましょう♪





スマートコントラクトかっこいい!
(小学生にゴルゴは伝わるのかな?)
ブロックチェーンは様々なジャンルと相性がいい


🦊アート・音楽・ゲーム・スポーツ・カード・ファッションなど。
🦊ゲームではPlay-to-earn(遊んで稼ぐ)の時代がきている。
アート
絵・写真・動画作品を指します。NFTはほとんどアート作品です。出品や取引金額が一番大きいジャンルです。
音楽
主にデジタル音源を指します。音楽は視聴できれば満足するユーザーが多いです。ミュージシャンとファンの交流をメインに出品している人もいます。
ゲーム
キャラクター・アイテムを指します。クエスト報酬のアイテムや、自分で作ったキャラクターを売ることができます。リアルマネーになるのでゲームで生計を立てる人が多数います。
スポーツ
スポーツ選手の写真・チームのアイテムを指します。スポーツの試合のチケットに限定NFTを発行した前例もあります。
カード
デジタルトレーディングカードを指します。スポーツ選手のプレー動画や対戦カードゲームなど、レアカードの取引が盛んです。
ファッション
メタバース上の洋服・バッグ・靴などを指します。アディダスや大手ファッションブランドが続々と参入しています。



特に注目されているNFTアートの特徴に触れます!
NFTアートの特徴3点


\タップして飛ぶ/



それぞれ詳しく見ていきます。
❶一点物の希少性(感覚)がある


🦊デジタル物に【一点物の概念=希少価値】が生まれた
→所有感による新しい価値が生まれた。
🦊本物とコピーが客観的に分かるようになった。
→ブロックチェーン技術が担保する安心感。
🦊取引履歴(いつ・誰から誰へ等)を見られる。
→あなたの作品の取引の流れがわかる。
デジタルデータは手軽にコピーできる=(所有していることに)価値はないです。
反対に言えば、所有感が生まれれば価値が出るものがあるということです。
ブロックチェーン技術で、いつ/誰から誰に/作品が売買されたかを証明可能になりました。
※コピーしてもブロックチェーン技術の多数決によりコピーだと認識される。
Q.なぜNFTが注目されるのか…?
A.《私だけのモノという感覚》
が心を動かすから。
たとえ所有権がなくても、
・私がデジタルアートを買った
・買った事実をブロックチェーンが証明している
という事実に心が動かされる訳です。



保有しているのでリアルアートのように二次販売もできます♪
❷売買のトラブルがない


デジタル商品を売買する際、商品を渡すor支払い、どちらかが先です。
つまり受け渡しに時間差ができます。
現在の問題は、悪意ある者が支払いせずに逃亡・金銭を受け取ったら逃亡があることです。



NFTアートなら嫌な気分になりません。
❸二次販売のロイヤリティの獲得


二次販売のロイヤリティを作者に自動送金する設定もできます。
今までは二次販売分は管理できませんでした。



アーティストの新たな収入源になります。
(ロイヤリティの例)
①AさんがNFTアートを作成(ロイヤリティ10%設定)
②BさんがNFTアートを1万円で購入。
③BさんがCさんに2万円で売却。
④Aさんにロイヤリティ(2,000円)が入る
※ロイヤリティは100%の設定ができるが転売されないため、通常5〜10%が多い。
NFTの課題・デメリット


課題・デメリット①管理する人がいない
課題・デメリット②価値が変動する
課題・デメリット③法整備が不十分



それぞれ詳しく見ていきます。
課題・デメリット①管理する人がいない


🦊管理する人がいる=不正利用された場合は補償してくれる。
🦊管理する人がいない=詐欺にあっても誰も補償してくれない。
※仮想通貨取引所サイドのミスは補償された事例あり。
銀行の通帳をなくした時は、銀行が通帳を再発送してくれるはずです。また、クレジットカードを不正利用された場合は普通は補償されます。
ただ、ブロックチェーンでは管理する人はいません。なぜならみんなで管理しているから。
事例(1)詐欺サイト
対策→URLを確認する。
(OpenSeaがOpenSaeになっている)
事例(2)送金先を誤る
対策→気軽にボタンを押さず何度も確認。
事例(3)シードフレーズ(パスワード)の悪用
対策→誰にも絶対に教えない。
(DMでNFTのやり方教えますよ系は詐欺)



自分の身は自分で守りましょう!
課題・デメリット②価値が変動する


🦊価値が変動する=資産の増減がある。
🦊増減が激しい理由は調整する人・企業がいないから。
NFTアートの参入には、主にイーサリアム取引になります。
イーサリアムは価値が増減します。
余裕資金で少しずつ入金をするのをおすすめします。
2022年2月時点、イーサリアム1〜2万円で出品までいけます。



自己破産しないためにも、大金を一度に注ぎ込まないことが鉄則です。
課題・デメリット③法整備が不十分


🦊NFT関連の法律は急ピッチで整備中。
🦊NFT関連の対処ができる弁護士が今のところ少ない。
コピー画像を不正にNFT化された場合は著作権と絡みます。
また、先に触れたとおりNFTには所有権はありません。
注目されている業界のため、急ピッチで法整備されている最中です。
内容が難しいので興味がある方のみで大丈夫です。
第1回 【弁護士が解説】 NFTとは? 法規制と実務上の留意点
現行の法律で対処できる部分もあるので問題が発生したら
法律の専門家に一度意見を聞きましょう。



自分の作品は自分で守りましょう!
NFTアートは超初心者でも始められる


NFTアートは《4ステップ》で始められます!
それぞれ写真付き解説をつけているのでご参考にしていただければ幸いです。
- GMOコインで口座開設(0円)
まずはココから! - メタマスクをインストール(0円)
- メタマスクに送金(0円)
- OpenSeaの登録/売買
Aタイプ
→初めから本格的に始めたい人向け(有料)
Bタイプ
→少しずつ試してみたい人向け(0円)



来年になって、
「あのとき始めればよかった〜」となる人が大半です。
今すぐ一歩踏み出してみましょう。
まずはGMOコインで口座開設(0円)
まずは仮想通貨取引所で口座開設が必要です。
私は友人にもGMOコインをオススメしています。
理由は以下の通りです。
・登録&維持費0円
・入出金&送金手数料0円
・少額でOK
GMOコインの圧倒的な強みは『送金手数料0円』です。
※他の取引所は手数料ぶん損します。
損したくない人はGMOコインで作成しましょう。
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HIKAKINさんに学ぶ先行者優位


いきなりですが、HIKAKINさんがいち早くYoutube参入したのを知った時、あなたは何を思いましたか?
あの時、
わたし(俺)も
始めていれば…
と、思ったのではないでしょうか。
(私は思いました笑)
始める人にしかチャンスは来ません。
時代の波がきている今、一緒にNFTを楽しみましょう♪



始めていない人はまずは一歩目を踏み出しましょう♪
→GMOコインの登録はたった8分♪